ヘルパーステーションの西山です
2022.04.13



Q 所属とお名前を教えて下さい。
A 駒場苑グループ ヘルパーステーションこまば 主任の西山 拓です。

Q なぜ福祉、介護の仕事をしようと思われたのでしょうか?
A 高校一年生の時、祖父が脳梗塞で倒れました。当時、祖父が大変な時に、自分はバスケットボール中に骨折しギブス固定していて、自分が何もできない悔しさを感じていました。祖父は3度目の脳梗塞で、当時は99%在宅復帰は無理と言われているほどの重度の脳梗塞でしたが、様々な方の関わりがあり、約2年後、後遺症はありながらも奇跡的に自宅へ戻ってきました。そのとき、家族皆がとても嬉しくなり、とりわけ祖母に笑顔が戻りました。
祖父が在宅に復帰するまでの過程で、多くの職種の方が関わっていることを知ることができ、医療・福祉に関心を持ち、大学の福祉学部に通い、高齢者・障がい者・児童との関わりを色々と行い、結果的に高齢者介護を選択しました。
今の職場に入職する前は、別法人の有料老人ホームで働いており、現場のケアスタッフ・リーダー・介護予防担当・ケアマネージャー・管理職(副ホーム長)を約13年間の中で経験させていただきました。しかし、介護の世界に入るきっかけとなった祖父の存在や、祖父が在宅復帰した先ほどの経験を通じて、在宅介護に携わりたいと思い、縁あって現在の事業所で働くことになりました。

Q 担当の事業所で目指している介護やサービスのあり方について教えて下さい。
A 駒場苑グループでは、「最期まで、気持ちよく、主体的で、その人らしい生活」を送っていただくという目標があります。その中でヘルパーステーションこまばは「我が家が大好き」というテーマを掲げています。「関わる利用者が、1日でも長く在宅で」、そして、「在宅生活がすごい幸せだったと感じて人生を全うしていただけるよう見届けていきたい」という思いを実現できるよう、日々業務にあたっております。

Q 担当の事業所で目指している職場環境や人材育成のあり方について教えて下さい。
A 働くヘルパーが気兼ねなく休める環境を作れるよう努力しています。働くものとして自己の健康管理は大事ですが、やはり「人」なのでどんなに頑張っていても体調を崩してしまったり、家族が体調不良で休まないといけないということはあります。そのときに、各ヘルパーのサービスが常時詰まっている状況だと、一人休みが出ることでサービスが回らなくなってしまいます。そうならないために、サービス提供責任者が空いている時間を作っておくことで、一人休んでも調整がしやすい環境を作れるようにしています。
実際に今は、お子さんが保育園に通っている正職員が1名いますが、「休んでも回るから大丈夫だよ」という状況はある程度作れております。

そして、訪問介護を行う上で、大事なのは「柔軟性」です。施設はある意味「ホーム」での介護になりますが、訪問介護は人の家というある意味「アウェイ」で介護をすることになります。その中で、自分の意見を押し付けず、利用者の変化を感じ取り対応することが大事です。 生活歴、性格などを読み取った上で、声かけを変えられるなどの柔軟性が大事になります。
画一的なケアになるのではなく、柔軟性に富んだヘルパーが多く集まれるような育成が今後もできるように務めてまいります!
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