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H26.05.08

  「おむつ外しが全国へ」〜芝桜の様な職員の力〜

 このGWに家内と二十歳の娘と三人で秩父羊山公園の芝桜を見に行って来ました。
赤、白、ビンク等様々な色の花が綺麗なグラデーションを装ってくれていました。
近づいて見てみると、一つ一つの花は小さく、野に咲く名もない花の様です。
しかしそれが人の手にかかり「見る人を楽しませる」という目的を持った時、素晴らしい景色を作り出します。

 
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 先日、駒場苑が取り組んでいる「7つのゼロへの挑戦」の内の一つである「おむつゼロ」について共同通信社が取材に来られました。それが記事となり全国の地方誌10数社に掲載されました。
 この事は誰かが凄い事をしたのではありません。介護士一人ひとりが「ご利用者にはトイレで気持ち良く排泄して頂きたい」という思いを実践したのです。
 又、相談員、看護師、栄養士、介助員、生活トレーナー、医師、事務員等全ての職員が同じ思いで自分の領域の中で努力してくれたお陰です。

 私達は主役でなくて良い。主役になってはいけないと思っています。しかし皆が想いと力を合わせることで駒場苑らしい当たり前の介護をしていける。その先にその人らしい生活が実現する。私達はその脇役であり演出家であるべきだと思っています。


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H26.05.01

  「幸せ倍増」〜デイサロンこまばの快挙〜

 愛隣会が有る、駒場周辺はデイサービス激戦区で平成24年度には半径1.2キロの範囲内に同業他社のデイサービスセンター・デイケアセンターが16箇所に増加しました。
 厳しいご利用者獲得合戦の中で、デイサロンこまばは平均ご利用者人数が伸び悩んだ時期もありました。
 経営的に厳しかった数年前には常勤職員を5人から3人に減らすなどの努力をし、最悪事業閉鎖も視野に入れた検討をした時期も有りました。
 しかし地域には我々のサービスを必要とされている方がおります。認知症の方も、介護度の高い方も、他のデイサービスで断られた方も。その方達全てをお受け入れして「その人らしい生活」のお手伝いをさせて頂きたい。その為に個浴の設置、リハビリ体操の研究、食事の改善、レクリエーションの充実、フロアのレイアウト変更、職員増配置等に取り組んで来ました。
その結果、平成21年度14.5人  22年度16.3人  23年度19.4人  24年度23.2人  25年度23.4人と順調に人数を増やし、25年4月にはついに27.4人にまで増えました。5年前の約2倍です。
 ご利用者が増えるということは会話が増える、笑顔が増える、幸せが増えるということ。今後共以下のサービスを中心に、お一人おひとりの笑顔が増え、地域全体が幸せになる事を目指していきます。


     笑顔満天5つ星デイサービス 『 デイサロン ☆ こまば 』 の5つ星☆
        ☆ のんびり満足ヒノキ風呂 「日本人はお風呂好き!」
        ☆ 元気になる生活の中でのリハビリ 「心が動けば体も動く!」
        ☆ 美味しい食事 「みんなんで食べるお昼は最高!」 
        ☆ 楽しい活動 「園芸、麻雀、etc… やってみたいをかなえます」
        ☆ 明るいデイルーム 「大きな窓から日差しがいっぱい!」


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H26.04.21

   「蚤と升」〜2年越しの職員会議〜


 4月17日は私にとって記念すべき日でありました。それは駒場苑で職員会議を行ったのです。私が駒場苑に来たのが約2年前、当時のリーダーとの面談で「職員会議をやりましょう」と要望され、聞けば全く開かれていなかったのです。当時は職員も揃わずそれどころではなかったのが現実です。それから2年の歳月を経て、当日の遅番、夜勤、夜勤明けの職員以外全員参加で行いました。

 猫や犬などに寄生する「蚤」には1メートル以上飛ぶのもいるそうです。
 その蚤を捕まえて米などを図る「升」を被せて一晩放っておくとしまうと蚤は升の高さ約20センチくらいしか飛ばなくなるそうです。
 蚤も最初は思い切り飛びますが、何度も頭を升の底の部分に打ち付けてしまいます。そのうち頭を打ちつけない安全な高さを覚え、その高さしか飛ばない蚤になってしまいます。

先ず蚤とは誰を指しますか?頑張らず、成長を求めず、挑戦や努力をしなくなっている自分。出来ない理由を作ってあきらめている自分が蚤の正体です。
 では「升」は誰(何)を指しますか?
 「ここが限界だ、それ以上は無理だ」と勝手に限界決め、諦めている周りの環境や組織、或いは出来ない言い訳として自分で用意してしまった物が升の正体です。

 職員会議も「駒場苑では無理、そこまでしてやる意味が無い、」と言われたことも有りました。しかし諦めず、夢を持って計画し、2年間準備を続けた結果、今日と言う日を向かえることが出来ました。

駒場苑は今年度創立25週年を迎えます。様々な取り組みを計画しておりますが、「大変、忙しい」等の理由を自分たちで作らず、出来ないと諦めること無く前を向いて進んでいきます。

    
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H26.04.14


   「今年の駒場苑」〜準備OK〜

 平成26年度がスタートしてはや2週間が経ちました。
昨年度、私は施設長就任1年目ということでしたので、これでもやりたい事もずいぶん我慢し、飛躍の準備をしてきました。
そして今、準備は整いましたので、今年度少しは私の色を出して行こうと思っています。そこで今年度の駒場苑の事業計画のご紹介とさせて頂きます。

 5月の家族懇親会で報告いたしますが、家族会を設立します。しかし、堅苦しい会ではなく、サロン的な楽しくおしゃべりできる階にする予定で、毎回参加して良かったと思える内容にしていきます。(駒場苑の最新情報提供や職員のプライベートな話など)

 ソフト食の導入を6月に予定しております。これによって刻み食やミキサー食がなくなり見た目も綺麗で食感のある食事を提供していきます。それに伴ってご利用者様の嚥下評価を専門職に来て頂き、全員実施します。(無料です)

 毎年7月に「納涼祭」を行っています。今までは日曜日開催で駒場苑のみ、昨年はグループホームと共同で行いました。今年度は土曜日開催とし、デイサービス、法人内他施設、地域の方達と一緒に楽しめるお祭りを行います。名称も変更し内容も一新しますのでお楽しみ下さい。

 今年度駒場苑は創立25周年という記念の年ですので、11月末に「開所記念式並びにボランティア感謝会」を行います。その他にも25周年記念事業をいくつか行っていきます。

 この他にも、組織的には駒場苑初の職員会議の開催、フロア会議、フロア懇談会の充実、マニュアルの充実、美化委員創設などを進めていきます。その他、厨房設備の入替え、災害対策として訓練の見直しや非常用備品の充足、実習生の受け入れ体制の強化等を予定しています。

 日々のサービスをしっかり行いながら、これらの事を
楽しみながら行える。そんな駒場苑を目指していきたいと
思っております。

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H26.04.02

  「満開の桜の樹の下で」〜はなむけの言葉〜

 平成26年度が始まりました。総合ケアセンター駒場苑(特養、ショートステイ、デイサービス、グループホーム、ケアプランセンター)で昨年4月2日から今年度4月1日迄に採用された常勤職員(常勤に準ずる有期契約職員含む)は12名でした。そのうち10名で法人の入職式に出席しました。
 事業所はバラバラでしたが、同期として会場には一緒に行こうと決め、10分前に駒場苑に集合し、全員で満開の桜の樹の下で記念写真を撮りました。

 今までは法人としても入職式を行わず、施設採用の様な形を取っていました。その結果、他施設のことは何も知らない、法人って何?というバラバラな感覚で仕事をしていました。
 今年度初めて「入職式」を行ったことで他事業所、他施設の所謂同期職員が一同に会し、仲間意識や帰属意識を高められたことと思います。

 ご利用者の幸せのために我々は集いました。しかし一人で出来る事には限りが有ります。しかし仲間と一緒なら大抵のことは叶えられます。
 仲間とは上司も部下もそうですが、一番気のおけない仲間は同期でしょう。どうか、今隣に写っているこの笑顔あふれる仲間を大切に、お互い切磋琢磨して成長して下さい。皆さんの成長こそがご利用者の幸せへの切符なのです。

 お祝いの席等で「はなむけの言葉」と言います。これを相手にお花を贈ることだと思っている方が多いのですが実は違います。
 昔、京の都から地方へ旅に出る人に対して、親しい人が見送りに行きます。そして旅の安全を祈りながら旅人が乗っている馬の鼻面を旅先へ向けて、送り出してあげる事を「鼻向け」と言ったのです。


   夢なき者に理想なし。
   理想なき者に計画なし。
   計画なき者に実行無し。
   実行なき者に成功無し。
   故に、夢なき者に成功無し。
             (吉田松陰作)

 次代を担う皆さんへの鼻向けの言葉としてこの文を贈ります。


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H26.03.29

  「年中夢求」 〜日本一への第一歩〜

 昨年4月に駒場苑の施設長になり、早々に掲げた目標が「日本一の介護施設になる」でした。この夢に向かって努力し続け、いつか叶えてみせる。そう決意してこのブログの題を「年中夢求」と決めました。
 そもそも日本一の基準は何でしょうか。それはご利用者の満足、ご家族の安心、地域の期待、職員のやり甲斐だと思っています。
 それに照らし合わせて振り返りますと、機械浴ゼロの達成や日中のオムツゼロ90%達成、エプロン外し等「7つのゼロへの挑戦」を委員会と連動して行えたことは大きかったと思います。
 又、フロア懇談会の実施や家族会設立準備などご家族との関係強化にも力を入れ、一定の評価は頂けたのではないでしょうか。
 地域のお祭である「こまばのまつり」に駒場苑は今年はじめて参加をし、ご利用者に喜んで頂きました。老人会である「寿会」にお邪魔したところ、大変喜ばれました。(26.03.18参照)
 特養の職員は常勤と有期契約職員(非常勤)合わせて43名おります。今年度は採用12名、退職2名で、離職率は4.7%でした。これは東京の介護事業所の平均離職率が18.4%ですから驚異的に低い数字です。結果として欠員ゼロ、派遣職員ゼロです。この数字は職員がイキイキと仕事をしている一つの証ではないかと思っております。

 先日全体のマネージャー会議で職員に話したのですが、今年度は今までできていなかった所を補い、前に進む準備の年だったと思っています。
 職員が定着し、基本的サービスが担保されることを前提に、「日本一」に向かって進んでいこうと思っております。
 それには先ず、愛隣会を引っ張る駒場苑であること。地域の福祉サービスの拠点となること。その先に東京一、日本一への道が開けていくのだと思っております。

 私達の口からは日々良い事(+)も嫌な事(−)も出てきます。それはため息を吐く、愚痴を吐く等「吐」になります。しかし良い事(+)だけを口にしていけば夢は叶う、の「叶」になります。
 日本一という夢を追い求め、皆で力を合わせ、夢を叶えてまいります。その事を、この1年駒場苑を支えて下さった多くの皆様に感謝を込めてお約束申し上げます。

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