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H25.10.26

  「お風呂フォーラム参加」〜取り組みを広げる機会の活用〜  

 10月25日に「リハビリデザイン研究所」が主催するお風呂フォーラムに事例発表で招待されました。 駒場苑が機械浴を撤去して利用者全員を檜の個浴でお入れしている事が評価されての事です。
  発表内容はアクティブ福祉in東京(以前のひとこと参照)で使用したパワーポイントに一部修正を加え、中堅のY介護士とM介護士が行いました。私や介護主任、ベテランのY介護士は全てを二人に任せて(ハラハラしながら応援)いました。

 二人は緊張しているかと思いきやY介護士は発表前の昼食時にファミレスのウェイトレスさんに「スパゲッティ大盛り」と注文し、「パスタの大盛りはありません」と断られ周りを笑わす余裕を見せてくれました(笑) さて、

 本番では駒場苑のお風呂の歴史や改革内容についてしっかり話し、その後の対談(シンポジウム)でも堂々と意見を述べていました。 閉会後、参加施設と協賛業者の5事業者から見学或いは今後の協力要請があった他、多くの方々から取り組みについて賛辞を頂きました。

 新しい事に取り組むのは労力、時間、費用等の投資の他に家族への説明、職員の理解と協力等避けて通りたい事だらけでしょう。今のままでも誰も文句は言わないでしょう。しかし、駒場苑は3Y介護(やりがい、夢、よろこび)を追求していきます。 それに賛同している職員集団である事を誇りに思った一日でした。

 

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H25.10.22

   「フロアー懇談会」〜ご家族のニーズに応えて〜  

 駒場苑では毎年5月に「家族懇談会」を行っております。(5/20のひとこと参照)
  質問やご意見も多く頂けた良い会では有りましたが、大勢にお集まり頂くこの会ではなかなか個人的なことが話し合えない、職員との会話が出来ないといった未消化があったことも事実でした。

 そこで今年度からフロアー単位の「フロアー懇談会」を行うことにしました。
コンセプトは「来て頂いたご家族が得をする会」で、例えば担当職員からご利用者様のご様子をお伝えしたり、駒場苑の委員会活動の具体例をご説明させていただく、日常のご様子を写真にまとめてスライドショウーで見て頂くなど、来て頂いたご家族に「楽しい」「美味しい」「初めて知った」といった内容を検討しています。  

 10月12日に第一陣として4階の懇談会を行いました。18名のご利用者様に対して参加ご家族は15名という高い参加率で、担当職員は相当なプレッシャーでした(笑)   
 
当日は会場準備として、各種飲み物のセッティング、挨拶、職員からの手紙朗読、浴室見学、ソフト食試食、リハビリ体操、今後の取り組み、質疑応答という流れで行いましたが、とても盛り上がり、質疑も多く好評でした。  

  この会が好評という背景には、ご家族の皆様の「もっと職員と話したい、様子を聞きたい、ふれあいたい」というご希望が潜在的にあったからだと思います。  
本来はご利用者様の介護を通してご家族と職員がもっと身近になることがケアの向上に欠かせないと考えています。フロアー懇談会は一つのきっかけであり、こういう雰囲気が日常に自然とあふれる駒場苑を目指していきたいと思っております。  

 今後駒場苑は、ご利用者様満足は当然として、ご家族満足という視点で経営していく予定です。ご意見などございましたらいつでもお声を掛けていただけたら幸いです。   
  因みに3階は11月16日、5階は12月14日に開催予定です。近くなりましたらお手紙を差し上げますのでどうぞ皆様おいで下さい。
 3.5階の職員が趣向を凝らした企画で皆様をお出迎え致します。

    

 

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H25.10.11

  「45回チャリティーバザー」〜収益で地域の災害対策〜  

 10/26(土)10:00〜14:00、愛隣会のチャリティーバザーを開催します。
以前は構内の中庭を中心に外で行っていましたが、雨天中止になったことが有り、平成4年から各施設内で行うことになりました。  
  衣料品、雑貨、陶器、食料品、靴傘、子ども用品、模擬店などが有り、今回駒場苑は衣料品を担当しますので是非お買い物に来て下さい。  

 例年、10月に入ると法人の入り口に立て看板を立てます。しかしこれが古くてどうにもなりませんでした。そこで今年度新しい看板と横断幕を作り、横断幕は地域の方に見て頂ける用、一番目立つ所ということで駒場苑の壁面に取り付けました。  

 さて、バザーの収益っていくらぐらいだと思いますか?必要経費を除くとおおよそ80万円くらいです。今までは各施設の修繕費の一部などに使わせていただいておりましたが、一昨年の3.11以来、防災について見直しを迫られております。しかも身を守るのには自助、互助、共助、公助というのが有ります。  
  自助は自分で身を守る、互助は家族など身近な人同士で助け合う。共助は地域で助け合う。   公助は国や行政として市民を守る。ということですが、今、自助が強く求められています。そこで今年度以降のバザーの収益金は、愛隣会として必要な防災用品の準備金として使用させていただく事になりました。  
  備品を収納する倉庫や発電機、投光機、炊き出しの釜などの他に、福祉避難所として機能するために、地域の皆様用に水、食料、毛布なども用意する予定です。  

 だからと言う訳ではありませんが、物品の寄贈並びに当日のお買い物など、掘り出し物も多数あると思いますのでご協力をお願い申し上げます。  

 バザーで地域の皆様と楽しく交流し、その収益で地域の役に立つ災害対策を充実させ、お互いの命をつなぐ。  
  愛隣会と地域の関係はこうした連携のもとになりたっていくものと考えています。

    

 

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H25.10.05

  「アクティブ福祉in東京13発表」〜職員の成長〜

 「介護の力と機械の力」(25.06.10)でもご案内しましたように、駒場苑では機械浴を無くして、全員介護士の手により檜の個浴に入っていただいています。駒場苑の7つのゼロへの挑戦の一つとして「機械浴ゼロ」を達成したことについて、入浴委 員長のM介護士が10月3日(木)に行われた東京都社会福祉協議会高齢者福祉部会主催の研究発表会(アクティブ福祉in東京13)で発表を行ないました。

  当日に向けて発表者M介護士と協力者のY介護士の二人で原案を作り、特養主任、施設長等職員監修の元、最終的にパソコンアドバイザーにパワーポイントの修正を行って頂いて原稿を作成しました。 9月26日に、理事長、常務理事以下駒場苑職員にプレゼンテーションを行い、アドバイスと激励を受け、当日は駒場苑として施設長以下4名が応援に行きました。

 大会は1,400人定員のところ1,500人以上(協力者含めると1,600人以上)の参加が有り、9ブロックに分かれて各テーマ毎に発表がありました。駒場苑発表会場には約200人の聴衆者が詰めかけ、緊張した雰囲気の中始まりました。 発表者のM介護士はとても落ち着いて、パソコン操作のY介護士とも息があっており、とても見やすく聴きやすい内容でした。時間も持ち時間15分ピッタリに終了しました。

 報告後の質問は、利用者の人数と入浴者の一日の人数についてで、M介護士が答えましたが、利用者人数を答え忘れた際Y介護士が耳打ちする場面が見られ、お互いが協力しあっている姿が印象的でした。 発表後には発表者や駒場苑職員にいくつかの質問が有り、数施設からは今後施設見学の依頼も有ったほどです。

 昨年までは欠員や赤字の状況で外部へ出ることが叶わなかった駒場苑がこうしてアクティブ福祉in東京13に参加出来る環境が整った事に感動しています。
  又発表後にM介護士が「もう一度やりたい」と言った一言に、彼の成長を感じました。今後共職員にこうした機会を提供し、視野の広い職員に成長してくれることを期待しています。

 

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H25.09.30

  「理念研修」〜初めての賛美歌〜  

 9月26日に理事長、常務理事、総務部長の3名が駒場苑に来られました。  
  愛隣会はキリスト主義の社会福祉法人であり、その理念は「隣人愛」です。
しかしその事をきちんと職員に教育してはおらず、中にはそのことを知らない職員までいる状況でした、  
  そこで今回初めて理事長以下法人役員が各施設の職員会議に出席し、その中でキリスト教の理念である隣人愛について学ぶ機会を作ることになったんです。  
駒場苑も今までキリスト教について学ぶ機会は殆ど無く、クリスマスの際に牧師にお出で頂き、メッセージを頂くくらいでした。  

  さて、当日理事長の司会で理念研修が始まり、最初に讃美歌を歌う事になりました。すると私の前に座っていたS主任Sリーダーは下を向いています。よく見ると口パク?アレッと思い後で聞いてみたところ 「讃美歌を歌ったことがなく、必至で歌詞を目で追っていました。」との事。 きっとこの二人が知らないのではなく、駒場苑の大多数の職員が知らないのではないでしょうか・・・  

 理念研修の内容としては「善いサマリア人」という聖書の箇所を拝読し、そこに書かれている隣人愛について語られ、愛隣会職員として隣人愛の精神で利用者様に向き合っていって欲しい。と言う内容でした。
  「信仰」或いは「宗教」として向き合うと確かに難しい内容であったり、信じられないと言った思いを持つ方も居ると思いますが、その根本である 「己を愛するように隣人を愛せよ」という精神とその実行については理解できるのではないでしょうか。
 
何故なら私達は利用者様に対して「当たり前の生活」を提供しております。当たり前の生活とは、私達と同じ生活ということであり、隣人愛の具現化だからです。
  今まではそれを無意識に行っていたわけですが、これからは意識的に行うことでより高いレベルの当たり前を提供していきたいと思っております。

 その前に職員に讃美歌の特訓をしていきます(笑)  

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H25.09.21

  「お・も・て・な・し」〜想いを形に〜  

 駒場苑はご承知のとおり、特養、ショートステイ、デイサービス、ケアプランセンター、グループホームの5事業を行い、総称して「総合ケアセンター駒場苑」となっております。ところが、グループホームだけが建物が別ということでなかなか一体化されず、気持ちの中にもどこか「こっちはさ〜、あっちはさ〜」という差別化があったように感じます。

  しかし最近はイベントなどを一緒に行うようになってきました。 一例が7/28の納涼祭(以前のひとこと参照)等ですが、こういうイベントだけでなく日常的な交流(近所付き合い)も行なえるようになってきました。
  例えばデイサービスのS介護士は独り暮らしの為夕飯を作るのが面倒と言い、グループホームにご飯を食べに行っているようですし、今後は職員同士で昼食会もやりたいという話が出ているくらいです。
  又、 駒場苑で行っている食事、入浴、排泄の委員会も今月からグループホームの和室スペースで行いたいと思っており、その第一陣で排泄委員会を行いました。
  そうするとグループホームの職員も委員会に参加できて、一緒に学びあえますし職員交流も進みます。
  お互いにとっていい刺激になるのでこれからも進めていこうと思っています。  

 排泄委員会にお邪魔した時のこと、グループホームの男性職員M介護士が、手作りのチョコケーキを作って待っていてくれました。  
このM介護士、料理が特得意で「グループホームで一番女子力の高い男」と呼ばれ、今までもパンケーキ、シュークリーム、クレープにフォンダンショコラ等を作ってくれ、私も何度もご相伴に預かっています。そもそも私はこれを目的に行くんです(笑)  

 話を戻しますが、委員会の参加職員は美味しいケーキとコーヒーのおもてなしに大感激、「次回も是非此処でやらせて下さい。」となりました。  

 今まで疎遠であった関係をいい方向に変えていきたいという職員の思いがこういう「おもてなし」となって表れ、結果に結びついていく。素晴らしいことだと思っています。  
  事業所交流、職員交流から学ぶことは今後も未だまだありそうです。
 

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