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H25.09.12

  「優良賞」〜もう一人の主役〜

 昨日、目黒区自衛消防審査会が行われました。これは区内の事業所(ホテル、デパート、区役所、電鉄等)約30団体が出場して、災害時に事業所の職員がどれだけ適切に消火が出来るか、利用者の安全を守れるかを競うものです。 愛隣会は今年で20年連続出場している常連団体です。

 最初の頃は誰も応援に行かず、やっとこの6〜7年で各施設長が皆で行くようになりました。 駒場苑は今まで「時間が取れない、人が居ない」と言う理由で外部に出る機会が有りませんでした。愛隣会としても、各施設が厳しい状況なのが分かっているので「応援に皆で行こう」とは言えなかったんでしょう。  

 しかし、今年度初めて一般職のS介護士が一緒に応援に来てくれました。S介護士は、昨年の自衛消防隊員であり、今年のメンバーに何度か教えてあげたりして日常的にも応援していたそうです。 審査会の結果は優良賞(参加賞と読みます)(泣)でしたが、S介護士は、始まる前に隊員に握手をして励まし、終わってからは労いの言葉を掛け、待ち時間は冗談を言いながら和ませ、最後の閉会式まで残っていました。そして言いました。「こうやって皆に応援されて頑張れることは幸せですね。毎年前年の参加者を中心に応援に行けたらいいですね」っと。  

 20年目にして初めて心のこもった本当の応援者が来てくれました。それも駒場苑から! 出場した隊員の頑張りは、見た人全てが称賛してくれるでしょう。
しかし私は仲間の為、後輩の為に応援し続けたもう一人の主役「S介護士」に拍手を送りたい!

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H25.09.06

  「人のつながり」 〜Y職員の偉業〜  

 昨日、Y職員の友人であるKさんが駒場苑の面接に来てくれました。Kさんは以前から介護に興味があり、介護系のボランティアやアルバイトをしていたそうです。  
  そして来年大学を卒業するに当たり、就職先を探していたようですが、Y職員の紹介で駒場苑を選んでくださいました。  

 私が言いたいのは、Kさんがなぜ駒場苑を選んでくれたのか?です。  
  Y職員とKさんの共通の友人に介護系の仕事をしている方が何人かいるそうです。皆で話している時によく出る話は「うちの職場はだめだよ、職員が良くないよ、やりがいがないよ、サービスが良くないよ」といった愚痴が多かったそうです。ところがこのY職員は一言も愚痴や悪口を言わず「駒場苑はいい施設だよ、職員もモチベーションも高いよ、7つのゼロへの挑戦などサービス向上に努めているよ」と言い続けたそうです。それを聞いたKさんは駒場苑を選んでくださいました。  

 以前も「ひとこと」に書きましたが、現在介護施設はどこも人材不足で困っています。幸い駒場苑は何とか充足されていますが、人はいつ辞めるかわかりません。今後も必ず定数が満たされる保証はありません。そういう中でビジョンを理解した上で、駒場苑を希望してくださることは大変ありがたいことです。

 自分の施設が取り組んでいることに自信と誇りを持てる。胸を張って人に伝えていく事ができる。とても大事なことだと思います。
  その結果、Kさんの希望と駒場苑の希望がつながりました。  

 ヤンキースのイチロー選手が先日日米通産4,000本安打を打ち、世界中から称賛されました。しかし、4,000本の安打は1本1本の積み重ねです。  
  Y職員も日々の駒場苑業務をひたむきに行い、友人たちとの付き合いにおいても真摯に本音を伝えてきた。この積み重ねが今回の様な結果につながったのだと思います。
  駒場苑としては、Y職員言動もイチロー選手の偉業とまではいきませんが、大いに称賛されるべきものだと思っています。

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H25.08.29

  「区役所表示版に公開」 〜信頼の高い施設として〜  

 

現在東京23区では区役所内入り口に統一した「表示版」を設置する事になったそうです。目黒区でもこの度新しい統一規格のものに作り変えました。
  その際、区内の公共性の高い35の事業所をPRするスペースを設けました。具体的には病院、司法書士事務所、弁護士事務所等が多く、その中に社会福祉関係事業所も含まれました。
  光栄にも、区内の社会福祉法人では唯一駒場苑が声を掛けて頂き、目黒区役所1階正面玄関入り口に写真付きで事業所をPRさせて戴く事になりました。

  区役所は当然のことながら区の「顔」です。その正面に駒場苑の写真と名前が公開されると言う事はとても名誉なことであり、職員一同感激しております。

 先日、地域の方から
「区役所に行ったら駒場苑の写真が有って驚きました。駒場苑は区からも信頼されているんですね!」と言って頂きました。
それだけ注目が集まり、期待も高まる訳ですから気を抜くことは出来ません。いつでも見られている意識や、期待に応え期待以上のサービスを提供出来る施設で在り続けなければなりません。

  区民の皆様に誇れる様、これからも日々サービス向上に努めてまいります。
  区役所へ行かれる機会がありましたら是非ご覧になって下さい。  

   
(画像をクリックすると大きくなります)  

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H25.08.23

  「死亡事故ゼロ」 〜市民活動の成果〜

 私が生まれ育った三鷹市にはいくつもの自慢があります。
  上下水道完備100%が日本一早かったり、キャリアアントレプレナーシップ教育という視点と手法で全国から注目を集めたり。
  「交通安全対策委員会」というのが小学校単位で設置されていますのもその一つです。メンバーは地域の有志、PTA、教員等で各校約40〜50人で市全体では700人くらいになります。(因みに私は南浦小学校地区の副会長をしています) この団体は三鷹市独自と聞いています。

  具体的な活動としては、春秋の交通安全運動期間に市や警察と一緒にキャンペーンをしたり、学校と一緒に通学路の見守り、新一年生と保護者への歩行訓練、自転車教室、夏祭りの協力や佐川急便とのトラック死角体験等々を行い交通事故防止運動を行っています。

  その結果として、三鷹市では平成21年9月以来4年間交通死亡事故ゼロを続けています。
  各区市町村が発表をしないので正確な事は分かりませんが、少なくとも多摩地区では一番で、全国的にも相当上位です。
  この記録は市や警察の努力はさることながら、交通対の様なボランティア団体や個人の地道な活動も忘れてはならないと思います。

  私達が駒場苑で利用者様のお世話をさせて頂き、少なからず喜ばれ評価されておりますが、そこにはご家族様をはじめ多くのボランティアや協力者(団体)の影の功績が有ることを忘れてはいけないと思っています。

  今後機会を作って感謝会を行う予定にしていますので、今後ともご支援を宜しくお願いします。

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H25.08.15

   「怒りの家族旅行」〜クレームは宝の山〜

 8/11〜13日まで毎年恒例の家族旅行に行って来ました。
  家族5人と義兄家族4人でもう20年も続いています。
  一番上は23歳の姪ですが彼女を始め全員一度も「行きたくない」とは言わず全員参加なのは嬉しいものです。

 さて、今年は草津の某有名ホテルに泊まったのですが人数が多いので3部屋に別れました。ところがその内2部屋の空調が効かず生暖かい送風状態。
  早速フロントに連絡したところ、「アリドーさん」という若い外人のスタッフが登場。ところがこのアリドーさん、全く機械がわからない!何も直って無いのに「これで普通に戻りました」っと。
「これで直ったんですか?部屋は冷えますか?」と確認すると突然
「私日本語わかりませ〜ん」「新人なのでわかりませ〜ん」
  これには仏の中村もカチーン
「直せないなら別な人を呼んで下さい。都合が悪くなったら日本語わかりませんは貴方の判断ですか?ホテルの指示ですか?」
  その後何とか応急処置をしましたが結局直ったのは翌日の午後、寝苦しい夜を過ごしました。
  マネージャーが翌日謝罪してくれましたが時は戻りません。(それ以外は全て満足の楽しい旅行でしたよ)

 この話を駒場苑に当てはめてみるとどうでしょうか?
  私達は利用者様のその日その時を大切にしているだろうか?面倒な事をごまかしてないだろうか?組織としてチームで仕事が出来ているだろうか?利用者様やご家族は本当に満足してくれているだろうか?
  私達職員は、介護を通して皆様に幸せになって頂きたいと一生懸命頑張っています。 しかし、そこにゴールはありません。チョットした気の緩みが事故や不満等に繋がります。
  「クレームは宝の山」と言いますが、皆様の声をサービス向上に繋げて参ります。
  その一つとして第三者評価を行います。ご家族の皆様にはどうぞ忌憚の無いご意見をお寄せください。

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H25.08.07

   「3Kを3Yに」 〜やゆよ介護〜

 介護は3K(キツイ、汚い、危険…給料安いとも言われる)と言われ、介護の現場は人が居ない、と良く聞きます。確かに駒場苑も去年まではそうでした。
特養、デイサービス、グループホームでは何人足りないかすら分からなくなり、皆が超勤で頑張っていました。

 私も5月に異動してきて以来、私の仕事は人集め(周りからは人拐いといわれますが(笑))に終始しました。
  そこで最近分かって来たんですが、介護って結構人気で、駒場苑にも毎月5〜10人くらい資格取得の実習生が来るんです。  
  3Kだから来ないのではなく、そういった人から「理想の職場」と見られていないんではないでしょうか?

 私は最近「あなたのやりたい介護を実現しよう」「夢のある介護を一緒に取り組もう」「喜ばれる介護をやろう」と求職者に伝えます。これを勝手に3Y(やゆよ介護)と名付けました。

 勿論「暑苦しい、うっとうしい」と思われる事も多いと思いますが、結果として現在駒場苑グループは全事業所で介護士の欠員はありません。それどころかケアの向上に取り組む一環で定員より2名増やして雇用しています。

という訳で勝手な造語ですが、流行らせたいと思っています。

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