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2018.01.01
「あけましておめでとうございます」〜お正月の意味〜新年あけましておめでとうございます。 お正月って年が改まるという程度にしか思ってなったのですが、ちゃんと意味があるんですね。 因みに元日と元旦に違いってご存じですか? 元日は「年が変わって元の一日に戻す」と言う意味ですので、1月1日の事を指します。 元旦は1月1日の初日の出の事を表します。「旦」の字の作りが地平線から日が出てきているものを表すと言われています。 話を元に戻しますが、お正月とは、歳神様という大切な存在をお迎えするための行事でもあるのです。歳神様とは1年の一番初めにやってきて、その年の作物が豊かに実るように、家族が元気で暮らせるようにと約束をしてくれる、 素敵な神様です。その神様をお迎えし、この一年家族が幸せに過ごせることをお祈りするのがお正月の起源だと言われています。 では、お正月の過ごし方について考えてみましょう。昔の方は大晦日からおせちを作り除夜の鐘を聞きながら年越しそばを食べ、正月は家族でおせちを食べて神社にお参りに行くというのが一般的でした。 しかし最近では、1位・自宅でテレビを見ながら寝正月 39.5% 2位・神社や寺院に初詣でに行く 20.8% 3位・実家に帰省する 20.4% の様にのんびり過ごす派が主流を締めているようです。又数少ない長期休みということも有り海外旅行に行くなど、本来の趣旨とは違ってきていますが家族の幸 せの為という趣旨を考えれば、それも有りなのでしょう。 私は毎年テレビで元旦を見て、特養とグループホームのご利用者に新年のご挨拶をするために毎年元日は駒場苑で過ごします。そして夜に家族でおせちを食べながらお酒を頂き、気がついたら布団の中!というのが毎年恒例です。 過ごし方はそれぞれですが、正月の意味を改めて考えているのも面白いと思います。今年一年が皆様にとって幸多き年となります事を職員一同心よりご祈念申し上げます。 |
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H29.12.16
「癒しのプレゼント」〜リンパマッサージの効能〜気持ちいい〜!イタタタァ〜!あぁ〜スッキリしたぁ〜!などの声が駒場苑のホールに満ちています。 駒場苑の職員Tさんが「リンパマッサージ」の資格を取られました。その直後に私のところへ来て 「ここで勤めてみて、職員が一生懸命頑張っているのに頭が下がります。頑張っている分だけ疲れてもいると思うので、私達から職員へのクリスマスプレゼントとしてリンパマッサージをさせて下さい。」という申し出を頂きました。 ご利用者へは物心とも共多くの援助をいただきますが、職員へというのはあまりありません。只々感謝です。 打ち合わせの結果、12月の3日間、仕事終わりの3時間3人の先生が来てくれることになりました。しかもベッド持ち込みで! 私も最終日にお願いすることに!私は冷え性で冬場は靴下を履かないと寝られず、ほぼ毎日足がつってします。その事をお話したら 「冷えはリンパの流れが滞って血流が悪くなっているからです。筋肉をほぐす目的の通常のマッサージとは違うやり方で治します」と説明して下さいました。 鼠径部から太もも、ふくらはぎ、足首、かかととマッサージをしてくれましたが、歯を食いしばって耐えること30分(笑) 因みにその日の夜、久しぶりに足のつりに襲われること無く安眠できました。 当然なのでしょうが、体が癒やされると心も癒やされます。疲れていると仕事が雑になったり、笑顔が出なかったり、人間関係もちょっと殺伐としたり!でも心が癒やされると自然に挨拶ができたり、冗談が言えたり、人に優しくなれる気がします。 自分で心身ともにリフレッシュ出来る人は良いですが、このストレス社会ではそう簡単にはいきません。 今回のリンパマッサージは体と心の癒しをプレゼントしてくれました。私たちはそれをご利用者の皆さんへ、優しさと笑顔という形でプレゼントをさせていただきます。 |
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H29.12.1
「第三者評価結果」〜外から見た駒場苑〜 駒場苑では毎年「第三者評価」を受審しています。今回はその結果を皆様に公表させていただきます。 【特に良い点】 @ 施設の介護方針をわかりやすい内容で掲げ、利用者の自立支援に職員が一丸となって取り組んでいる *その人らしい生活を大切に、利用者の尊厳に重点おき、「7つのゼロ」を目標に掲げ実践に取り組んでいる。具体的な目標に取り組む姿勢を評価したい。 A ケアプラン会議への家族の参加率も高く、様々な交流の機会を通して信頼関係を築いている *ケアプラン会議には多くの家族の参加があり、内容を確認し承諾を得ている。3年前にファミリー交流会が設置され顔の見える関係をつくりながら家族との信頼関係の構築に努めている。 B 「誤嚥性肺炎、脱水、下剤ゼロ」の目標達成のために関係部門は連携をとり、共通理解のもと話し合いや研究を続けている *栄養部門では「誤嚥性肺炎、脱水、下剤ゼロ」の目標を達成するために、食事形態や献立作成時には味の良さや食物繊維の多い食品を取り入れる等、取り組みを行っている。 【さらなる改善が求められる点】 @ 人事評価に関し、チーム評価への変更に対する職員への説明および評価の仕組みについて見直しや再検討が期待される *事業目標をチーム評価に変更し、人事評価が行なわれる。評価は成果や達成率のみならず過程も重要である。また、専門職の評価の仕組みについても検討が期待される。 A 会議や委員会活動のあり方や活性化について再検討が望まれる *前年度は人員不足などにより凍結されていたが今年度再開したことは評価が高い。業務の実態に合わせて会議や委員会のあり方について検討が望まれる。 B マニュアルの作成・見直しのルールを再確認し、統一性が図られるよう検討が望まれる *マニュアル類は介護の基本的技術や業務基準について作成され、必要に応じて追加作成されているが、表記方法・内容のバラツキが見受けられる。共有しやすいよう整備されることが望まれる。 |
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H29.10.16
「ワンフレーズ:訪問介護の想い」〜我が家が大好き〜以前にもこの紙面で自己紹介をさせてもらったことが有りますが、私は愛隣会(駒場苑)で働く傍ら、地元で地域活動も行っています。そうするとどうしても帰りが遅くなったり、休みの日も家にいないことが多くなります。 その姿を見て多くの方は、私が家を嫌っている(嫌われている?)と思われるようで(笑) 「年を取ったら家庭が一番だよ、今のうちに家に居場所を作っておかないと!」等と言われることが多くありますが、我が家なりの生活が有り、私の居場所も有り、ある意味たまにしか無い時間を大切にしながら楽しく過ごしています! さて、ヘルパーという仕事は他人に家に入っていく訳ですから、その家庭のルールや生活を理解して対応しなければならず、そういう意味では介護技術以外に高 い人間性と社会性が求められる職種だと思っています。そんなことを考えていたら、ある出来事を思い出したので紹介したいと思います。 下の娘は今年18歳になりますが、生まれた時上に小学校1年の兄と年長の妹がいた関係で、一泊入院でお産ができる病院で出産しました。 しかし当然のことながら妻が家事を行うことは出来ないので、ヘルパーを雇ったことが有りましたが、掃除機の扱い方(段差を持ち上げずにガンガン引っ張る 等)が産後の神経に触ったようで1日で辞めてもらう結果になり、そのサポートを私だけでは無理なので結局、実家の母に仕事を休んで来てもらうことになって しまったことが有りました。 誰だって我が家が大好き、ただ色々な事情で一人では生活が出来ないことやそういう時期が有ります。 その時に、身近に寄り添い支えてくれる身近な人がいてくれればいいですが、そうでない場合もあります。その結果辛い人生になってしまったり、不本意な生活を強いられることも有ります。 ヘルパーステーションこまばが掲げた「我が家が大好き」というワンフレーズはそうした方々の思いに寄り添い、いつまでも大好きな自宅で過ごしていただくことをサポートします。という意味です。 うちの職員は、決して掃除機をガンガン引きずるような事は致しませんので安心してご相談ください。 |
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H29.09.25
「ワンフレーズ:輝くデイサービスへ」〜5つ星きらめくデイサロンこまば〜 デイサロンこまばには元々「5つ星のデイサロンこまば」というキャッチフレーズが有りました。しかしこの度主任が変わり(29.6月「チームS」参照) 新たなチームで今までとは一味違ったより良いサービスを展開していくために、新たな5つ星を設定しました。今後デイサロンこまばは新5つ星をサービスの指 針として実践して行きます。 ★あなただけの居場所 思いのまま自由でいて☆(ほし)〜い ・皆様お一人お一人にとって最高の居場所でありたいと思っています。どのように過ごされるかを決めるのはあなたです。希望に添える職員とメニューをご用意してお待ちしています。 ★ヒノキの個浴でゆったりと サッパリと気持ちよく過ごして ☆(ほし)〜い ・お風呂と言えばヒノキのお風呂。長年働き、子を育て、家庭を守り、この国を繁栄させて来られた皆様に、ささやかな贅沢をご用意いたしました。 (お体に合わせてリフト浴も用意しております。) ★仲間と一緒に楽しい時間 趣味活動やおしゃべりでイキイキ暮らして ☆(ほし)〜い ・職員だけでなく、その道のプロが指導してくれる趣味活動は勿論ですが、気の合ったお友達との楽しいおしゃべり、職員との掛け合い、そんな時間を大切にしていきます。 ★美味しい食事 楽しく食べて元気でいて ☆(ほし)〜い ・高齢者施設や病院での経験もある専門の管理栄養士の基、温かくて美味しい家庭料理をご用意致します。又各種行事では、季節感のあるお食事もお楽しみ下さい。 ★快適な送迎 安全な送迎で安心して来て ☆(ほし)〜い ・タイプの違う車を4台揃えることでお体やご希望に有った送迎を可能に致します。運転手も地域にお住まいで裏道まで熟知した熟練ドライバーと、有資格の介護職員が添乗し、安全安心は勿論ドライブ気分をお楽しみください。 |
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H29.9.13
「ワンフレーズ:グループホームの巻」〜余計なことをしない介護〜 私は毎週木曜のお昼ごはんをグループホームこまばで頂いていますが、カレー、チャーハン、冷やし中華等のメインにサラダやスープ、デザートなどがついて います。それをご利用者で出来る方が出来ることをして作っています。ある方は錦糸卵を焼き、ある方は野菜を切るといた具合です。ご利用者に教わりながらサ ポートしている職員の姿はまるで「3分間クッキング」のアシスタントの様です。 さて、私は食べる専門ですので、皆さんと一緒に食べながら 「これ美味しいですね!皆さんで作られたのですか?」 「これくらい大したことありませんよ!お兄さんたち(男性職員)が上手に作ってくれたんですよ」 「俺、味見しかしてないし(笑)」 等の会話で楽しく食事が終わると今度は片付け、自分で流しに持っていく人、洗う人、お皿を拭いてくれる人など個人差はありますが色々やっています。これが 所謂「ご利用者のお手伝い」ではないんです。自分のこと、自宅のことをやるのが当たり前なんです。職員は危なくないように、やり易いような環境を作って居 るだけです。 つまり生活の主人公がご利用者で職員が黒子に徹しているんです。 余計なことをしない介護とは、介護者が自己満足的に介護を行ってしまうことでご利用者のその人らしさを奪ってはいけない。という考えです。その人らしく生 きることは、失敗することも間違えることも有る、価値観や生活習慣からやり方が違い揉めることも有るけれどそれを否定せず、指導的関係や集団一律性を排除 してその人らしい当たり前の生活をしていただくという事です。 結果、職員に時間的余裕が生まれました。そこで何をするかが問われます。彼らはご利用者の当たり前の生活に着目しました。 基本は毎日お散歩に出てお日様の光を浴び、風を肌で感じる時間を大切にしました。その延長で夕涼み、線香花火、ホタル鑑賞会、流しそうめん、銭湯、カ フェ、太巻き作り、ベランダでバーベキュー等日常の生活をご利用者の時代に転化させて楽しんでいます。本当に大切な介護の実践は実は楽しいんですね。 |
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