*---- 施設長のひとこと ---------------------- もくじ -- home * back * --------------*
H29.05.29
「笑顔寿命」〜健康寿命の次は〜 最近では平均寿命ではなく、健康寿命が大切だと言われるようになりました。 確かに健康で長生きしたいというのは誰もが思う願いだと思いますが、私はチ ョット違うと思うんです。だって私はいくつかの病気を持っています。職場で行う年に2回の健康診断が嫌でたまりません。だって結果が届き、その都度 「血圧は?尿酸値は?糖尿は大丈夫か?」とそれこそ血圧が上がってしまいます。私の仲間内では高血圧、糖尿、痛風の全てを持っている人を「親父の3冠王」と呼び尊敬されています(笑) そんな私も2冠王、毎日薬を飲みながら仕事をしています。過去には薬を不摂生したことで尿酸値が上がりすぎて痛風発作が起きて大変なことになったことも有ります。 因みに痛風は「風が吹いただけでも痛い」と言いますがあれは嘘です。風が吹かなくても地獄の様な痛みです。あまりに酷い時は家内に 「こんな痛いなら足を切ってくれ」と本気で頼んだ程です(笑) こんな私は不健康の部類に入るでしょう。そしていい加減な生活を送っている私はこれから先も様々な病気や怪我に見舞われることでしょう。 でも、私は今とても幸せで、健康のために何かを我慢したりする気はありません。自由にこのままの自分で生きていきたいと思います。 話が脱線しましたが私が言いたいのは、健康を害しても幸せに笑顔で暮らしている人も沢山います。逆に健康でも不幸せで泣きながら暮らしている人も沢山います。 結局は今笑顔で生きているかどうか?そして最後まで笑顔で行き続けることが大切なんです。つまり、健康も大切ですが幸せの一要素に過ぎないという事です。 そういう意味では、平均寿命から健康寿命ときて、次は笑顔寿命の時代だと思います。 朝の通勤途中に、きれいなバラが咲いています。そこに散歩中の犬がおしっこして家主に怒鳴られて、飼い主と犬は大慌てで逃げていきました。それを見て私は一人で大笑い。 私の笑顔寿命4?歳7ヶ月4日、現在更新中! |
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H29.5.19
「生活環境の改善」〜資源の循環活用〜 この4月から、駒場苑の清掃業者を変更しまいた。決して今までの所が悪かったわけでは無いのですが、毎日一人の清掃員で駒場苑全体の清掃を行うのには無理が有り、又専門業者ですので費用面でも厳しいものが有りました。 NPO法人SUNという団体が「アルコール等依存症の方が治療ではなく社会復帰の為の回復プログラムの為の就労支援」を行っており、グループホームでは以前から掃除をお願いしていました。 そこで今年度駒場苑も館内の清掃をお願いすることにしました。清掃専門業者ではないですので実際どうなるか?安ければ良いという訳ではないので不安もありました。 実際1ヶ月半が経過して館内を見て回りましたが、今まで以上に綺麗なっておりました。しかしそれも当然で、SUNご利用者1名の契約にも関わらず、職員も含めて毎日2〜3名で来てくださり、一生懸命取り組んでくださっています。 介護保険は「保険制度」ではありますが多額の公費を頂いています。その資金を駒場苑ご利用者の為に使うのは当然として、今回のように清掃委託費を単に営利企業に支払うのではなくNPO法人に支払うことによって公費の二重活用に繋がればいいと考えました。 「全てはご利用者、ご家族、地域のために 職員の成長のために」が駒場苑の施設目標です。 駒場苑がきれいになってご利用者の生活環境が整い、ご家族も喜ばれ、SUNのご利用者が働く場を得て社会復帰され、職員が介護に専念できる。正しく目標に沿った取り組みだと思っております。 介護保険は削減が叫ばれ、今後も厳しい経営が予測されますが、この様に限られた資源を循環させてより多くの成果につなげることが今後の社会福祉のあり方なのではないでしょうか。 |
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H29.05.09
「GWの過ごし方」〜10年ぶりの〜 介護の業界はGWも正月も特に関係なく過ごすことが多いのですが、最長9連休と言われた今年のGWを皆さんはどのように過ごされましたでしょうか? 私は、中学校の同窓会や当時の部活の同窓会、子供のバレーボールの大会の応援や保護者会とあちこち動いていました。 そんな中、友人の一人が占いをやっていて皆で観てもらったのですが、私の顔、手相、最後に卦を立てた後に一枚のメモ紙をくれました。そこには「みそぎ、身を清める、心を洗う」と書かれており、今の私に必要なことだと言われました。周りの皆は大爆笑で、 「お前はやっぱり腹黒だ!」とか言われましたが、占った本人は 「今のお前に必要なこととして出た事実だから」と淡々としています。言われた方はたまったもんじゃありません。 「俺はそんなに汚れているのか?」ですよね。 連休中のある日、チョット時間が有ったので吉祥寺の街を歩いていたら 「困っています、皆さんの善意を少し分けて下さい」という声がして、そちらを見ると、献血者を募っているところでした。 時間も有ったし、約10年ぶり位で献血をすることにしました。 「200cc、400cc 成分献血のどれにしますか?」と聞かれても成分献血の意味がわからない。取り敢えずそちらの良い様にして下さい。と返答し結果成分献血に決まりました。 問診、血圧測定、心電図、血液検査と本格的な検査の後やっと献血です。担当の看護師さんに話を聞いたところ、成分献血は血液から血小板と血漿のみを取り出して赤血球などは本人に返すので負担が少ないとのこと。 約1時間で終了し、帰ろうとしたところ「水分を取って下さい」と言われ、無料のジュースやスープを飲み、アイスやクッキーを食べさせられて帰ってきまし た。只で飲み食いできるならこれからも時間つぶしに丁度良いや!などと考えつつも、チョットは身を清められたかな?少なくとも自分自身心が洗われたような 気がしたGWでした。 |
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H29.04.24
「希望の種」〜2つの研修〜西多摩地区7特養の相談員や若い介護士を中心に、施設をもっと良くしよう、良いサービスでご利用者に喜んでもらおう、職員にやりがいを持ってもらおう、そういう施設に改革しよう!という目的で集まった仲間が月1回勉強会を開いているそうです。 先日、その研修として約20名が駒場苑に来ました。 坂野補佐が「7つのゼロへの挑戦(ネクスト)」の取り組みについて熱く語り、その後私から、そういう改革を行うに当たりどう考え、行動したら良いのか?を組織や管理という面から話させてもらいました。 彼らは毎回学んだことを実践につなげるレポートを提出しなければならないらしく、必死に耳を傾けていました。 駒場苑では今年度から「基礎研修」を再開しました。新人を中心に介護総論、介護技術についてベテラン&中堅職員が講師になって教えます。その第1回目は「理念・福祉」と題して10名の職員に私が講義を行いました。 ・福祉ってなんだろう?福祉って幸せに生きることだよ! ・愛隣会の理念は隣人愛だけど、それってどういう意味だろう?隣人はご利用者、愛は笑顔になってもらうこと! ・何の為に、誰の為に私達はいるんだろう?ご利用者の笑顔の為にいるんだよ! ・つまり私達が行っている福祉、介護は隣人愛を実践しているんだよ! ・多くの利用者が笑顔になる為にスキルアップが必要。その為に研修で学んで欲しい。 と言うようなことを伝えました。 駒場苑介護を外部に広め、内部に深める。今は未だ結果は出ませんが希望の種を蒔きました。これからが楽しみです。 |
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H29.04.17
「二匹のカエル」〜手足をバタつかせたら?〜 私の知人が人材育成コンサルタントをしており、今回「燦々」という本を出しました。駒場苑の夏祭も「さんさんまつり」で何か縁を感じながら呼んでいたところ、面白い話が載っていたのでご紹介します。 ある所に大きな壺が有り、その周りで二匹のカエルが遊んでいました。カエルたちは壺の中身が気になって覗き込んだところ、誤って中に落ちてしまいました。 中にはミルクが入っていましたが、泳ぎに上手いカエルはスイスイ泳ぎながら這い上がろうとしましたがなかなか届きません。そのうち一匹のカエルは力尽きて 溺れて死んでしまいました。さてもう一匹のカエルはどうしたでしょうか・・・? 絶対生きてここを出てやる、と決意し、必死に考えました。そして彼の取った行動は、一生懸命手足をバタつかせ続けました。そうしたらどうなったと思いま すか?足に何か固いものが当たり、それを土台に勢い良くジャンプして壺から脱出することが出来ました。そうです、牛乳が撹拌されてバターが出来てそれが土 台になったのです。 絶対出て生きるという夢、目標を持ち、その為に考え、計画し、実行したら本当に助かったのです。 駒場苑では、「ご利用者に笑顔で当たり前の生活を送って頂きたい」という目標が有り、それを具体化するために事業計画を作っています。その計画に沿って二 匹目のカエルのように大変でも頑張って実行すれば、その先にご利用者やご家族の笑顔、職員自身の達成感が必ずあるからです。 夢なき者に理想なし。理想なき者に計画なし。計画なき者に実行無し。実行なき者に成功無し。故に、夢なき者に成功無し。(吉田松陰) 私の好きな言葉です! |
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