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H28.09.03

 「愛隣会にお神輿がやってきた」〜みんなが笑顔に〜

 昨年の夏に商店会のお祭りがあり、愛隣会のブースを用意しますから出てもらえませんか?と声を掛けて頂き、ピンボールで大いに盛り上がったのですが、その打ち合わせの席上、商店会長から
「今年は神輿を綺麗にしたから皆に見てもらいたい。愛隣会に行ったらお年寄りや子どもたち、障害のある方たちも喜んでくれるんじゃないか?」という話が出ました。これがきっかけで、法人と町会の話し合いが重ねられ、愛隣会を休憩所として使って頂き、ご利用者にも楽しんで頂こうという事になりました。
法人としてはテントと椅子を用意し休憩所を設置する他、スイカ、オレンジ、とうもろこし、ジュース等の準備をしてその時を待っていました。
駒場苑はご利用者を車椅子にお載せして玄関前にご案内し、皆で見物しようとワクワクしながら待っていました。
他にもグループホームや氷川ホーム(都市型軽費老人ホーム)のご利用者もおいでになり急遽椅子を増やすなどの対応に職員も追われていました。
 当日は台風も心配されましたが、何とか天気も持ち子供みこし、大人神輿がやって来ました。
 笛や太鼓の音が近づくと
「来たわよ!楽しみねぇ!未だかしら!」等期待に胸膨らませる声があちこちから出てきました。そして「わっしょい、わっしょい」の掛け声が目の前を通りかけるとご利用者も一緒になって手拍子をし、掛け声を掛けていました。中には感動して泣き出してしまう方も居たほどです。神輿の主催者の方からは
「入り口でこんなにお年寄りに出迎えてもらえるなんて思っても見なかったよ。喜んでくれて来た甲斐が有った。」「この休憩所が一番盛り上がったし、心が和んだよ」と言っていただきました。
 ご利用者も
「何十年ぶりかしら?とっても懐かしかったわ。」「昔は担いだんだけど、今は見ているだけで満足です。」といった喜びの声を頂きました。
 地域連携、社会貢献といった言葉が言われていますが、その前にこういった地域の輪を大切にすることがお互いの笑顔に繋がるんだと思います。

  


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H28.07.30

 「駒場さんさん祭り」〜三方良しの実践〜

駒場苑グループ全体のお祭りである駒場さんさん祭りは今年で3年目を迎えます。
 今までは介護職員の中から「行事担当者」を決めて企画、実施を行っていましたが今年度からは事務職員を中心に行いました。
 焼きそば、フランク、かき氷、チョコバナナ、ソースせんべい、ジュース、甘味等の他、ゲームコーナー、盆踊り、フラダンス、サンバ等盛り沢山のブースを用意しご利用者、法人内他施設のご利用者、地域の方々等多くの方に楽しんでいただきました。
これらは職員だけでは出来るものでは有りませんので、旧職員、ご家族、学生ボランティア、日常ボランティア、地域の老人会等約30名の他にデイサロンこまばでのイベントにも大勢来て下さいました。
 フランクフルトを6本食べたご利用者、普段はソフト食なのに普通に焼きそばを食べているご利用者、一緒に炭坑節を踊ったご利用者等お祭りならではの楽しい一時を過ごすことが出来ました。
 
 認知症のご利用者は今日のことを忘れてしまうでしょう、お腹がいっぱいで夕食が食べられないご利用者もいるでしょう。でもそれで良いんです。今の楽しみをしっかり享受できるって大切なことで、それが明日へのエネルギーみたいなものなんではないでしょうか?

ご利用者、ご家族、地域のお客様、ボランティアの皆様が一様に「楽しかった」と言って頂けたことが何より嬉しかったです。
主催者良し、ご利用者良し、地域良し、の三方良しの考えで駒場苑はこれからも進んでまいります。


 

 

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H28.06.17

 「秋田は遠いよ」〜ハプニングだらけの楽しい旅行〜

 娘が3月に結婚して秋田に嫁いだ話は何度かこのブログでも書かせて頂きましたが、拠ん所ない事情で先方のお父様に未だお会い出来ておりませんでした。
 そこで先週末、仕事を終えた夜に秋田県大館市までご挨拶に伺うことになりました。
 
7:20分初の新幹線に乗る予定で、仕事が終わってから急いで東京駅に向かい、家族が来る前に弁当やつまみ、ビールを買って待っていると、アナウンスで
「秋田新幹線は20〜40分遅れます」との事。まぁしょうがない!
 7:40分頃、遅れていた新幹線に乗り、プシューと喉を潤していたところ
「点検の結果この新幹線は運転できなくなりましたので、向かいの新幹線に移って下さい。」私は1本目を飲み終わり、2本目を開ける前だったので荷物をまとめるのは簡単でしたが、他のお客さんは弁当、つまみ、先の空いたビールに個人の大きな荷物を抱えて大変な様子でした。まぁしょうがない!と言うより滅多にない経験にチョットワクワクした私でした(笑)
 
その電車に乗っても点検中ということでなかなか動かず結局8:30過ぎに動き始め、当日の宿泊地「能代」に10:30過ぎに到着。ホテルは駅から直結と言っていたのですが、その入り口が時間で封鎖されていたので入口を探すのに一苦労。まぁしょうがない!
 
翌朝、花輪線6:55分発に乗って3時間、大舘駅に向かっているところで娘からのLine。なんだろう?と思ったら
「お父さんが急に仕事になっちゃって、石川県に行っちゃったから会えない。」
 はぁ〜?今回の一番のメインだったお父さんへのご挨拶が出来ないなんて?まぁしょうがない!
 
お昼は比内地鶏の専門店、とっても美味しかったのですが皆車なのでお酒なしの会食のみ。まぁしょうがない!
 
往復約10時間、滞在時間4時間という強行旅でしたが、元気な娘の顔を見られてそれだけで充分幸せ!
 今までだったら完全にブチ切れていたであろう全てのことが、いい思い出になった秋田旅行でした。

 
  

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2016.06.13

 「介護職員採用相談会」〜採用以外の効果も!〜

 6月4日の土曜日に、目黒区主催、ハローワーク共催で介護職員採用相談会が開催されました。
これは、区内の6特養の施設長会が区へ職員不足を要望した結果、特養とグループホームの職員採用に特化して相談会を開いてくれたんです。

何度も話し合いを重ね、区役所内の大会議室で行うことになりました。各事業所がブースを出し、マイクリレーで自己PR、特養とグループホームの職員代表が体験談を語る等の趣向を凝らし、来てくれた方に介護の魅力を伝える工夫を行いました。
数年前はこういう会を開くと100人位集まったんですが、最近は20〜30人が集まれば充分と言われるなか、約35名が参加してくれました。

特養6施設とグループホーム7施設のブースを用意したんですが、駒場苑のブースには7人が来てくれました。
未だ採用と決まったわけではありませんが、ブースに来てくれた方とこれから話し合いをしていきます。

確かに採用が一番の目的ですが、今回の会を開催するに辺り各事業所、高齢福祉課、ハローワーク職員等が連携して一つの事業を行えたことで区内介護事業所の一体感が副産物として生まれました。
今後、第2弾、第3弾と続けていくことで区内の介護力が向上し、区民の皆様の介護需要にしっかり応えていける様に体制を整備していきます。  

 
  

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H28.05.20

 「改修工事終了」〜優しい職人さんに感謝〜

 何度かこの紙面でもお知らせしてきましたが、駒場苑は今年の1月から区内の篤志家からのご寄付によって改修工事を行ってきました。
 内容は非常用電灯改修、給水設備改修、排水設備改修です。
非常用電灯のバッテリーが切れていたので災害等で停電になった際に非常に危険でしたが、今回の改修によって一定時間灯りが灯ることで二次的事故の防止や最低限の業務が可能になります。
給水管の内部が劣化し、カルキなどの付着によって管が細くなってしまい、水圧が低くなっていました。それによって日常生活に支障が有りましたが、今回の改修工事によって給水、給湯が安定して出てくるようになりました。
排水も永年手を掛けていなかったので、詰まってしまうリスクが高まっており、今回洗浄を行ったことでその心配が無くなりました。
 今回の改修工事は地味で、見た目は殆ど変わりが有りません。しかしこれらの内部改修を行うことで、駒場苑は皆様に心配やご不便を掛けることのない快適な生活施設として継続していくことが出来ます。

 その工事ですが、駒場苑は毎年計画改修以外にもどこかが不具合を起こし、工事を行っています。その都度公正な手続きの上業者を選定します。そして実際に工事が始まる前から綿密な打ち合わせや、進捗状況の確認を行いながら進めるのですが、どうしても現場では「言った、聞いてない」「通りたい、今は無理」「3日間で水が出ない、それは困る」等の齟齬が出てお互い嫌な思いをすることが有ります。
 しかし今回の業者さんは、皆笑顔で挨拶をしてくれ、ご利用者のためと本当に柔軟に対応してくれました。その結果事故もなく当初の予定より4日間程度工期も縮まりました。職員からも
「こんなに施設を理解して工事を行ってくださった業者は初めてです」との声が有り、その事を工事監督に伝えたところ、
「こんなに協力的な事業所は初めてと現場の職人が言っていました。」とのコメントを頂きました。
 こうやってお互いが心を通わせながら改修された駒場苑はご利用者を温かく守ってくれることでしょう。

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H28.05.07

 「息子と食事」〜嬉しいやら寂しいやら〜

 先日息子が「臨時ボーナスを貰ったからご飯をご馳走するよ」と声を掛けてくれました。
 ゴールデンウィークの5月3日に、近所のすき焼き屋に行きましたが、実際どの程度の彼の懐が潤っているのかわからず、子どもにご馳走して貰うなんて初めての経験で何を頼んでいいか?何故か緊張しちゃいました。

そこで、彼に
「お前が食べたいコースで良いんじゃない!」と水を向けたところ
「一番高い食べ放題コースにしよう!この牛、豚、イベリコ豚食べ放題で良いんじゃない」と言うのでそれに決めました。
鍋の種類も2種類選べるので、すき焼きと昆布だしのしゃぶしゃぶにし、他にも若い彼は串揚げやお寿司を食べ尽くしていました。
私はビールを飲みつつ、息子の仕事の話や友人の話に耳を傾け約二時間が経過した頃…
「なぁ、豚が二種類あるけどどっちがイベリコ?」
「食べてみれば分かるよ」二人で2種類食べてみたものの
「どっちも一緒じゃねぇ?」
「まぁいっか〜」
所詮男の味覚なんてこんなもんですね(笑)
帰り際に
「俺が飲んだビールくらい払おうか?」と聞いてみたものの
「今日は大丈夫」と頼もしい言葉。

 息子が仕事を初めて5年目、始めは契約社員だったものが3年目に正社員となり親としては嬉しい限りですが、何故か子どもが遠くに感じて寂しくなったのも事実です。
 


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