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H27.11.26

 「笑顔から学ぶこと」〜開所記念並びにボランティア感謝会〜

 今年の12月1日で駒場苑は26歳になります。そこで11月26日にお誕生会ともいうべき開所記念式を行いました。
 又、例年この日に合わせてボランティア感謝会も取り行いました。
 開所記念式は坂野補佐司会、施設長挨拶、内海介護士から今後の抱負、勝野相談員の締めの言葉で終わりました。
 感謝会は相良ホーム長の司会、田中ボランティアコーディネーターからのご紹介、ボランティアさん全員から一言、デイサービス片岡主任と利用者利根川様からのお礼、ボランティアセンター職員鈴木様からの祝辞、懇談会では大舘栄養士の挨拶と最後に故郷を全員で合唱と、職員の手作り感満載でとても暖かみのある会でした。

 懇談会ではいくつかのテーブルに職員も同席させて頂きました。
 私の座ったテーブルには3人のボランティアさんが居りました。皆さん駒場苑には何年も来てくださっていますが実際に顔を合わすのは初めて。お互いの自己紹介から始まり、駒場苑の印象や活動内容など話が弾んでいました。
「今度演奏会がありますので来てください」
「私その演奏会に行こうと思っていたんです」
「最後の故郷、とても良い声をされてますね、今度歌のボランティアを一緒にやりませんか?」
等、ボランティアさん同士がとても楽しそうに交流されていたのが印象的でした。

 ボランティアの皆さんには日々ご利用者の生活の潤いや職員が行き届かない細やかな部分のサポートなど助けて頂く事が多い中、やってお互いが知り合う機会を提供できたことは何よりでした。
 施設が中にこもり、外との接点を断つとご利用者の生活が低下し、職員の業務が増えて疲弊するわけです。
 しかし、こうやって外部の方に来て頂き、感謝を形に表すことで少しでも恩返しができれば関係が深まり、その分笑顔が増えていくのではないでしょうか。
「ここに来ることが私にとって楽しみなんです。」と挨拶してくださったボランティアさんの笑顔がそのことを教えてくれました。


 

 

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H27.11.21

 展覧会 〜子どもも大人も〜

 皆様お久しぶりです。何人かの方には「全然更新されてないから死んだかと思ったよ」等と心温まるお声を頂きましたが、至って元気です。この2ヶ月温めてきた話題を楽しく書かせて頂きます。

 先日、私が関わっている地元の小学校で展覧会が行われ、招待を頂いたので行ってきました。子どもたちの力作、迷作等を楽しく拝見しました。
 5年生が手作りのギターを作成していました。それを眺めながらふっと気が付くと体育館内のBGMはギターの曲でした。こう言う配慮が先生の先生たる所以でしょうか?
 6年生は自分のシューズをデッサンして、その横に一言コメントが書かれていました。その中の幾つかを紹介しますが
「あの一点、お前と取った」きっとサッカー部で頑張った子なのでしょう。
「もう履いてあげられない、あなたからの卒業」成長期の子どもらしいです。
「お前のお陰で今年は一位」運動会で勝ったんでしょう。
 本来はシューズのデッサンを見るのでしょうが、コメントばかり見てしまいました。最近歳のせいか涙腺が緩くなり、感動してうるうるしちゃいました。

 駒場苑の2階にあります「デイサロンこまば」のご利用者が日々レクリエーションとして様々な作品制作に取り組んでいます。
 この度初めての試みとして、11/16〜11/21まで1階ホールで作品展を開催しました。書道、絵手紙、絵馬等が並び圧巻です。
 ご利用者が毎日下に降りてきて
「これが俺の作品だ。」「○○さんの作品はすごいな!」等と感想を漏らしています。ご家族も訪れてくださり、「うちの親こんなの作ったんだ!」等家では見られない一面に驚かれる場面も有りました。

 本来学校は勉強するところ、デイサービスは日中適切な介護を受け楽しく過ごして頂くところ。しかしそれだけでは無く、こういった感性を伸ばしてイキイキと過ごしてもらいたいと思っています。

 

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H27.09.24

 敬老会 〜振り返りの日〜

 9月20日に駒場苑で敬老会を催しました。この時のご挨拶をご紹介します。

 本日はお忙しい中、駒場苑の敬老会にお集まり頂きまして誠にありがとうございます。
今日の良き日に、職員を代表して一言お祝い申し上げます。
愛隣会の理念は「隣人愛」です。聖書の中にある「己を愛するように隣人を愛せよ」という教えに基づいています。因みに愛隣会という名前もこの教えからとったものです。
私達にとって隣人とは誰か?それはご利用者であり、ご家族であり、地域の皆様であり、職員です。これが施設目標につながっていますが、その隣人を愛することはすなわちご利用者を敬う事です。つまり隣人愛と敬老は同じ意味だと思っています
 
 さて、最近は川崎の老人ホームでの死亡事故(事件?)窃盗、虐待行為等が世間を騒がせております。確かにあの施設も介護士も最低です。しかしそれは今後法的にも社会的にも裁かれていくことでしょう。私達が行わなければいけないことは、一緒になって彼らを非難することではなく、自己点検していくことです。
 駒場苑には虐待は有りません。しかしもっと手前のところでご利用者の権利を妨げていることがあるかもしれません。そういう一場面やそれをやり過ごしてしまっている可能性を皆で検証し、注意しあうことが大切だと思っています。
 そうやって介護のスキルだけでなく、人として当たり前の「安心、安全、安楽、安定」をしっかり提供していける駒場苑にしていきたいと思っています。
 
 さて、全国で100歳以上の高齢者が6万人を超えました。駒場苑でも最長寿の増田チヨさんが101歳と長命を保っています。最近では健康寿命という言葉が流行っています。つまり寝たきりで長生きしても幸せではない、健康に長生きしてこそ幸せだ!という考え方です。この考え方は駒場苑の7つのゼロと全く同じ考えです。やっと国が駒場苑に追いついて来たようです。この取組を更に進めて前に並んで下さっているお祝い者の皆様を始め、駒場苑の皆様の健康寿命を伸ばしていく努力を続けていきたいと思っています。
皆様の益々のご健康とご多幸をご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせて頂きます。

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H27.08.15

 聖恩山霊園お参り 〜又来るね〜

 東京のお盆とは少しずれてしまったのですが、8月11日にお墓参りに行ってきました。
 総合ケアセンター駒場苑には入所施設として特養とグループホームが有ります。ご利用者の中にはご家族との縁が薄い方もおられ、そういった方の中には
「亡くなったら、お墓をどうしよう」という心配をされていらっしゃる方も多く居ります。
 そこで東京福祉会という社会福祉法人の葬儀屋さんが営んでいる聖恩山霊園というのが東京の江古田に有り、そこにお願いして安価でご遺骨の保管をお願いしております。
 現在特養のご利用者1名、グループホームご利用者2名がロッカー式のお墓に埋葬されており、昨年から職員でお参りに行くことにしております。
 昨年は3名がバラバラな所に保管されていたのですが、こちらからお願いして一箇所にまとめて保管してもらうようにすることで、お参りし忘れるといったことを防ぐ様にしました。
 当日は、私と勝野相談員、グループホームの相良ホーム長の3人でお参りし、「Iさんは100歳の誕生日を迎えたんですよね〜」
「Oさんはコーラが大好きでしたね〜」
「Tさんは若いころダンスをしていたんですよね〜」等と個人の在りし日を偲びつつ、生前の思い出話に花を咲かせました。
 
 アニメの一休さんで有名な一休和尚が昔ある村に出かけた際、村人から
「何か幸せな言葉を書いて下さい」と求められ、一枚の紙に
「親死に、我死に、子が死ぬ」と書いたそうです。村人は
「こんな不幸なことを書くとはどういうことですか!」と怒りを露わにしたそうです。
「人生で一番辛いのは逆縁です。一番の幸せはこの順番通りに死んでいくことです。」村人は涙を流して喜んだそうです。
 死ぬことは必ずしも不幸ではなく、幸せの象徴でもあるんですね。
 私達3人も「又来るね」と笑顔で手を振って霊園を後にしました。


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H27.07.27

 第2回 駒場さんさん祭り〜一つになれた一日〜

 7月25日に「第2回 駒場さんさん祭り」を開催しました。
 昨年から、ご家族や地域と一体となったお祭りを!という事で今までの納涼祭を大幅リニューアルしましたが、今年度は2年目ということで更にパワーアップしました。
 
 基本的には昨年と同様
特養では「焼きそば、フランクフルト、かき氷、綿あめ、ジュース、ゲーム、盆踊り」
デイサロンでは「ボランティアさんによるフラダンス」
グループホームは「ご利用者と一緒に作ったパンケーキや飲み物」といった内容でした。
 焼きそばとフランクフルトは昨年と同様ご家族にお願いして作っていただきましたがその手際の良さには職員が舌を巻くほどでした。
 
 昨年、かき氷と綿あめの機械が不調ということで、今年度は業者からレンタルしたのです。当日試運転をしたところ、綿あめ機にザラメを入れた瞬間ボワ〜ッと煙が出て大騒ぎ。火災警報器がなる恐れがあるということで急遽外で売ることになったり…。
ジュースを冷やす氷がなく、急いで補佐がコンビニに買いに行ったがなかなか帰ってこなくて心配していたら…
「電動自転車って楽しいですね。無意味に坂道を往復しましたよ」と趣旨を忘れて遊んでいたらしく、氷を溶かしてしまったのでは?という疑惑が飛び出す等などのトラブルも沢山ありました。

 ご利用者の皆さん、ご家族、しゃふく会を始めとするボランティア、盆踊りを踊ってくれた地域の老人会のみなさんが声を揃えて「楽しかった」と言って下さったことが何よりでした。
 
 こうやって、皆で力を合わせて一つのことを成し遂げたその先に、一体感、チームワーク、仲間意識と言ったものが生まれるんだと思います。
 まさしく、駒場苑を中心にご家族、地域が一つになった一日でした。


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H27.07.21

 「ホームページ6万件突破」〜誰の為に、何の為に〜

 6月14日にホームページが6万件を突破しました。
5万件到達までに6年以上かかっており、そこから9ヶ月で6万件に到達しております。
 平均すると1日約40件の閲覧があり、それだけの方が興味を持ってくださっていると思うと嬉しくなります。
 以前は無かった「地域交流日記」「訪問介護日記」(現在休止中)等がプラスされ、今後は「7つのゼロネクスト」についても情報を発信していく予定です。

 情報は発信する側と受け手側の息が合うことが大切です。いくらこちらが発信しても見ようと思ってもらわなくては意味が有りません。では、私達は何の為に、誰に向けて、何を発信するべきなのでしょうか?
 それは最終的にはご利用者のために、協力者(今後の協力者になる可能性が有る方含め)に向けて、駒場苑の良さと課題を発信することだと思っています。例えば、7つのゼロのやり甲斐を伝えつつ、職員募集の記事を載せることで、やる気のある方が応募して下さり、採用に至った。なんて言うのは発信側と受け手側の一致、目的の一致という点で一番わかりやすい例でしょう。

 この考えに沿っていくとホームページだけでなく、広報誌「みちくさ」を年3回発行していますが、実はこれも大変好評で今後増刊も検討しています。
又各種講演に来て欲しい、研修させて欲しいという依頼や雑誌や新聞から取材させて欲しいという依頼に対して前向きに受けていることも大切なPR方法だと思っています。

 多くの方に駒場苑を知って頂きお互いが幸せになれる、そんなホームページを目指していきますので、是非ご覧頂きご意見などをお寄せ頂ければ幸いです。


 


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