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2010.11.8
『星空散歩』
紅葉の季節を迎え、日々秋景色が濃くなってきます。夜空の方も、9時頃になると西に夏の大三角形が傾き天頂にはアンドロメダ、東には「すばる」星が昇ってきます。空に夏秋冬3つの季節を代表する星座が同時に見えるのは、ちょっと不思議な気分です。
秋を代表するアンドロメダ座は、肉眼で唯一見える有名なアンドロメダ大星雲があります。私も何回か晴れた日に観てみましたが、東京の街中では肉眼で確認するのは困難でした。双眼鏡で存在を確認するのが精一杯です。空気の澄んだ田舎に行けば、しっかりと肉眼で見ることが出来ます。私たち人類が棲む地球の家族:太陽系が属している銀河系のお隣さん、約200万光年彼方にそれはあります。私たちが目にした姿は実は200万年前の光で、ひょっとすると"今"はどうなっているのか分からないかも知れません?何とも気が遠くなるようなスケールです。
東の空に目をやると、ちょこっと星が固まって見える「すばる」。昔から日本でも漢字で"昴"と書き表されています。かつて車名にも使われていましたね。目を凝らして見詰めていると、東京でも4〜5個は何とか見ることが出来そうです。視力の確認に絶好です。昔軍隊で視力検査に、北斗七星の"柄"の方から2番目の星が二重星(アルゴルとミザールという名前がつけられています)になっていて用いられたそうで、それと同様に自分の視力の確認には絶好です。皆さんも確認してみてはいかがですか。
11月18日(木)の未明に有名な"しし座の流星群"がピークを迎えますが、今年は22日が満月なのでちょっと観にくいかも知れません。興味のある方は挑戦してみてください。毎年この時期に見ることが出来ますが、これはテンペル・タットル彗星が撒き散らした塵の帯に、地球が入ることによって出現するものです。数年前、一晩に1万個位見えたという記事が出ていました。私もその日荒川の堤防へ観測に行き、降るように見えたことを思い出します。25年位の周期で極大になるようです。お試しください。
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