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2012.12.22

『メリー・クリスマス!』  

 クリスマスは、"ご馳走を食べプレゼントをもらう楽しい日"というイメージは、ジングルベルの曲と共に商魂たくましい日本の企業が便乗したものです。キリスト教が少数派の日本ではしかたのないことでしょう。  

 でも年の瀬を迎え、愛する家族を亡くした人、病気で苦しんでいる人、苦しみや悩みを抱えとても楽しい気分になどなれない人、絶望のどん底にある人たちのためにこそクリスマスはあるといってよいでしょう。そこから再び私たちは神様に生きる勇気と希望を与えていただくのです。

 また、人間は生まれながらに持っている『原罪』=つまり良心に反した言動や心で他人を傷つけたり過ちを犯している存在なので、それに気づいて悔い改める心が大切でしょう。そんな弱い私たちを救うために、神様はイエス・キリストという人をこの世にお遣わしになったのです。そのイエス・キリストの誕生を喜びと感謝の気持ちで祝うのがクリスマスなのです。

日頃私たちは、他人の悪口を言ったり、苦しめたり、困らせたりしていないでしょうか? もう一度自分自身をふり返える機会にしたいものです。

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2012.11.13   

『星空探索』  

11月に入りだいぶ寒くなってきました。帰宅途中、環七の陸橋から見上げると夏の大三角形は西に移り、「アンドロメダ座」が頭上に在る。東の空には「おうし座」の一等星アルデバランと「ぎょしゃ座」のβに挟まれた木星がひときわ明るく輝いています。現在マイナス2,8等なので一等星の約40倍近く明るいことになります。

また、9時頃には東の空からオリオンの三つ星がのぼってきます。垂直に並ぶ三つの星はとても印象的で、古代の記録にも残されています。これからの季節は覚え易い形の星座が多いので、たまには夜空を見上げてみましょう。  

17日(土)の夜は「しし座流星群」が極大を迎えます。今年は14日が新月なので最良の観測条件です。思わぬ感動を体験できるかもしれません。晴れてくれるといいですね。

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 2012.10.1  

 『原発の行方』

 あの歴史的大震災から1年半が過ぎましたが、復興支援活動は今も多くの人たちの力で続いています。
  最近、福島原発の事故を伝えるニュースが減っていますが、現在もメルトダウンした1〜3号炉と4号機の核燃料プールから高濃度の放射能は出続けており、その対応に手をつけられないのが実態です。いま、多くの国民は"原発は安全である"とは信じられなくなっています。

 田坂広志著の『官邸から見た原発事故の真実』―これから始まる真の危機―という本は、原発に対する知識と現状・これからの課題がよく分かります。著者は3月29日から原子力工学の専門家として菅内閣の内閣官房参与を5か月務め、原発事故対策に取り組んだ。辞した後、昨年10月14日に日本記者クラブで「福島原発事故が開けた『パンドラの箱』 野田内閣が答えるべき『国民の七つの疑問』」という講演を行っている。この内容はYouTubeで動画として出ているのでちょっと長いがお勧めしたい。

 原発依存でも脱原発を選択しても、長年先送りしてきた高濃度放射性廃棄物の処理問題が現実に起きてしまった。メルトダウンした炉がまさにこれにあたり、これを解決するには30〜40年はかかるそうだ。
  また、事故当時、最悪の事態が起きると首都圏3000万人の避難も想定していた話が出てくる。外国との関係がある人は、一時子供たちを海外に避難させた方もいた。様々な疑問や問題を教えてくれる本である。私たちは今、正しい知識を持って判断していかなければならない必見の書です。

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2012.8.29

 『夢の東山魁夷傑作10選』  

 毎週日曜日、朝9時と夜8時からNHKEテレで「日曜美術館」が放映されている。
  去る8月19日(日)夜8時からの「夢の東山魁夷傑作10選」は素晴らしい内容でした。多くの作品の中から10枚の傑作を選びゲストの松本猛氏(前長野県信濃美術館 東山魁夷美術館館長)が1枚ずつ詳しい解説をしてくれました。
  この作品展は9月9日まで北海道立近代美術館で開催中、そのあと宮城県立美術館で開かれます。行ってみたいのですが、ちょっと遠くて残念!
  その10枚は「道」「残照」「光昏」「白夜光」「夕静寂」「晩鐘」「花明り」「東福寺庭」「唐招提寺壁画」「夕星」です。それぞれの作品から伝わってくる深みは、解説される背景・作者の想いや人生観がさらに深めてくれる。

 1999年の絶筆「夕星」に彼はこう遺稿している。『これは何処の風景と云うものではない。そして誰も知らない場所で、実は私も行ったことが無い。つまり私が夢の中で見た風景である。私は今迄ずいぶん多くの国々を旅し、写生をしてきた。しかし、或る晩に見た夢の中の、この風景がなぜか忘れられない。たぶん、もう旅に出ることは無理なわが身には、ここが最後の憩いの場になるのではとの感を胸に秘めながら筆を進めている。』

 東山魁夷の墓は長野市善光寺花岡平霊園にある。ここから見える景色は、当にこの「夕星」の風景と重なる。私も一度そこを見に行ってみたいと思う。

   
        善光寺花岡平霊園                      『 夕 星 』           

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  2012.7.30  

『暑中お見舞い申し上げます』   

本格的な暑さがやってきました。水分・休養をとって夏を乗り切りましょう。    

連日テレビではロンドン・オリンピックの日本選手の活躍が伝えられています。男子サッカーが優勝候補のスペインに勝ったのは予想外の大健闘で、決勝リーグ進出を決めました。"なでしこ"も順調に勝ち進んでいます。一方、北島康介選手が3連覇を達成出来なかったのは残念でした。最近は、日本のお家芸の柔道も外人選手が強くなり、思うようにはメダルが取れなくなってきました。日本選手の活躍を見て、暑さのピークを乗り切りたいです。

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2012.6.29

『原発問題・消費増税どこへ行く・・?』  

 梅雨の最中ですが台風後は雨が少なく、気温も低めの日が続いています。 駒場苑の百合が今年も見事に咲き、真紅・オレンジ色に加え今年から紅の入った白が増えました。美しい花にご利用者・家族・職員皆が癒されます。いつも手入れしてくださっているボランティアさんに感謝です。

 最近の政治・経済情勢は目が離せない状況が続いてます。国内では消費増税・原発再稼動という大きな問題が連日報道されていますが、消費税は、国民に負担を強いる決定が決まってしまいました。上げる前にやるべきことがある、皆が身を切るならば国民も納得できるでしょうが、自らの議員定数削減や抵抗の強い公務員制度改革は先送りされたままです。いつになったら行われるのでしょうか・・・? 人事や政策を変えても良くはなりません。体制や仕組みを変えなければならない時が来ているのでしょう。
 国の財政赤字と社会保障問題が大きな課題であることは皆が判っています。各国から見れば、日本はまだ5%という低い消費税率だから各国並みに挙げれば改善できる、日本はまだ余裕がある。しかしユーロ圏のギリシャ、ポルトガル、イタリア、スペイン、アイルランド(通称:ピッグス)などは、もっと深刻な状態にあるようです。世界は、日本の税率アップに歓迎の方向なのでしょう。

 一方、原発再稼動問題はとても難しい課題です。太陽光や風力を使った自然エネルギー発電の取り組みが進められていますが、既にある原発設備をどうしていくのか・・。 地震大国の日本で、また大地震が起きて原発事故を繰り返したのならば、それはもう愚かとしか言いようがありません。国民の安全を最優先し、繰り返えさないことを考えるべきでしょう。プルトニウム問題を後世の置き土産にするのではなく、利用する私たちが解決すべきことでしょう。

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