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2009.2.18

『韓国の大学生、施設見学に!』  

韓国の全北大学社会科学研究会の学生さん8名が見学に来られました。  
高齢者介護について研究している皆さんで、"日本の介護施設を見てみよう!"ということで2週間前に連絡をいただきました。
「どうして駒場苑に来ることになったのですか?」と尋ねたところ、駒場苑のホームページを見て決めたとのこと。スタッフ一同感激でした。
昨日東京に着いたそうで、午前中の約2時間を見学と懇談をし、大変有意義な交流の場を持つことが出来ました。説明を聞きながら熱心にメモを取る姿は真剣で、大変印象的でした。通訳は東大に留学中の学生さんがしてくださいました。  

韓国は2004年の合計特殊出生率が1.16と急激に低下し、急速に高齢化が進んでいます。2019年には高齢化率が14%を超え、2026年には更に20%を超え、"高齢化社会から高齢社会"になるスピードが19年と、世界一急速な高齢化として話題を呼んでいます。フランスは115年、アメリカ72年、イギリス47年、ドイツ40年、そして日本は24年です。
そこで昨年7月から介護保険制度に倣った『高齢者長期療養保障制度』がスタートしました。ドイツ、日本に続いて3番目です。

質問は制度におけるお金のことが多くありました。
またグループホームでは、認知症の方が包丁を持って料理する姿にびっくりしていました。韓国では、刃物は危険なので持たせないそうです。
"普通の生活をする場"の説明をし、納得されていました。
また、今の介護保険制度の問題点や困っていることを話してから、記念のスナップを撮ってお別れしました。

日本のパートナーである方々と、同じ道にあるもの同士として良き交りが出来たことに感謝いたします。

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 2009.2.9  

 『加山又造展』  

久しぶりに美術館へ行ってきた。六本木にある国立新美術館で開催している「加山又造展」を見たくなったからである。
2週間程前、地下鉄日比谷線に乗り換えようと歩いていた時、突然大きなポスターが目に留まった。それが「加山又造展」である。私の脳裏に、人を引き付ける独自の画風="加山又造の世界"の作品が浮かんだ。遥か昔「芸術新潮」に特集で載っていた記憶があるが、本物を見たい衝動に血が騒いだ。10年ぶりの回顧展というふれ込みで、迫力ある力作と多種にわたる作品に溢れていた。

加山又造は現代日本画を代表する一人で、昭和2年京都生まれ。祖父は絵師、父は京都西陣の和装図案家の家庭で、東京美術学校を卒業した。
平山郁夫・東山魁夷等と共に戦後の日本画壇をリードし、彼は宗達・光琳のながれである『琳派』(日本的美の本質を追求)の画家と位置づけられていますが、その現代的画風を私は"又造の世界"と呼びたい。彼は「小さな画面を通して、そこには私たちの住む世界のあらゆる制限を超えた宇宙が無ければならない」・「時間と空間を超えた無限の宇宙を見出す」という思想を作品『夜桜』『春秋波濤』『千羽鶴』で表しています。  
また、迫力に溢れた水墨画『月光波濤』、繊細で妖しいエロティシズムの裸婦画、版画、着物や陶器など素晴らしい作品が並び、"又造の世界"を堪能させてくれる美術展でした。

(2003年文化勲章受賞、翌年76歳で逝去)  

国立新美術館(メトロ乃木坂駅)で3月2日まで開催しています。

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2009.2.2  

『職員コンサート裏話』  

立春が近づき、日差しは一歩ずつ春に向っている。晴れた日の特養フロアーは明るい陽が射し込み、暖房が要らない位である。太陽の恵みは本当に素晴らしい。
駒場苑がある愛隣会一帯は、かつて軍隊の跡地だったのでなだらかな高台のてっぺんにある。おかげで新宿など周りの高層ビル群の景色が楽しめ、遠く富士山も眺めることが出来るのは幸せなことである。

一週間前から特養の入院者が0になった。救急車の対応も7ヶ月間無い。これは看護スタッフの丁寧な健康管理と介護スタッフとの連携の良さによるものでしょう。いつまで続くかは分からないが、できるだけ続いて欲しいと願っている。

1月25日(日)に音楽好きの職員によるコンサートが開かれた。その様子はトップページで既にご紹介していますが、特養ご利用者の皆さんも一緒に楽しまれた様子が伝わってきます。
私は会議で参加できませんでしたが、2回夜遅くまでの練習風景を覗かせてもらいました。セクションや職種を越えて集まった総勢9名(2名は元職員)による楽器やボーカル。序々にいい感じに仕上がっていきました。
外部のボランティアへ依頼すれば話は早いのですが、忙しい勤務のなかで職員自らの思いによるものであることが素晴らしいです。お菓子や飲み物を持ち寄り、曲のまとまりを"ああかな?・・こうかな?"と皆で話し合いながらの楽しい時間でもありました。
声かけ役のTさんは、選曲したりアレンジのセンスもなかなかでした。次回が楽しみです。

・・・「ご苦労様でした!」・・・

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2009.1.21

  『Change!』  

大寒を迎え、もうしばらく寒い日が続く季節です。

1月20日、『バラク・フセイン・オバマ・ジュニア』が第44代アメリカ大統領に就任した。初のアフリカ系大統領誕生という歴史的な幕開けである。彼の父親は黒人、ケニア人でモスリム、母親は白人で人類学者だった。
彼の生い立ちは複雑であるが、そんな環境にも拘らず大統領にまでなったのは、まさにアメリカらしい物語と言えよう。ブッシュ政権は失速し、閉塞した状態から再び世界のリーダーへと威信の回復を国民は期待した。そのような中で「Change!」を掲げたオバマは、民主主義の番人を自負するアメリカ国民に支持されたのだろう。力ずくの政策を取ってきたブッシュ政権に疑問を持つ人も多かったのに違いない。これからのオバマの舵取りに期待したい。

去年のことばは「変」でしたが、いよいよ今年はその「変」を実際に起こす年なのでしょう。
そして、駒場苑にとっても「変」から発展して「進化」へ、をキーワードに掲げていきたいと思います。先ずは「Change!」の実践に取り組んでいきたい。

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                                 2009.1.13  

 『デイサービス・スタッフ募集中!』

暮れから晴天の日が多いですが、結構寒い日が続いています。
成人の日を過ぎると少しずつ陽が長くなってきます。12月上旬には4時半頃には暗くなっていましたが、今頃の日没時間は20分位遅くなり、5時を過ぎてやっと暗くなってきます。随分陽が伸びてきたなあ、と感じます。
一方日の出時間は、暮れから1月中旬までは1年で一番遅い時期で、ずーと6時50分位が続きます。しかし、20日過ぎから毎日1分位ずつ早くなり始め、"春遠からじ"と感じる季節です。
でも一番寒いのは1月下旬から2月にかけてで、2月4日は立春です。
皆さんも風邪を引きませぬように。    

駒場苑ではデイサービスのリニューアルオープンを予定しています。
現在、一緒にやってくれるスタッフを募集中です。
"こんなデイをやってみたい!"と、関心ある方はお問い合わせ下さい。
詳しくは『求人情報』をご覧下さい。

 

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                                  2009.1.1  

 『新年おめでとうございます』

 新しい年を迎えた元旦は、心も清々しい思いになります。ルネッサンス・プロジェクトが始まって3年目に入る駒場苑。今年は大きく飛躍する年でありたいと思います。
昨年はケアプランセンターの信頼確立と特養の改修工事により、一歩前進することができました。今年はデイサービスのリニューアルに取り組み、更なるサービス向上に努めたいと思います。ご支援よろしくお願い申し上げます。

 昨年秋に起きたリーマンショックから世界同時不況に突入し、アメリカの自動車メーカー・ビッグ3も生き残れるか微妙な情勢にあります。日本のトップ企業トヨタも20年度決算見通しは初の1500億円の赤字に転落。日本の自動車メーカー各社も非常に厳しい見通しになりそうです。派遣労働者が大量に解雇され、日本経済は急激に悪化してきました。製造業全体に対する自動車業界の売上げ比率は約17%だそうですが、自動車は裾野が広い基幹産業です。関連分野は鉄鋼、金属、プラスチック、電子部品、半導体・エレクトロニクス、ゴム、繊維、金型、工作機械、塗料、その周辺の石油、輸送などあらゆる分野にわたり、戦後の日本経済発展の牽引役を果たしてきたといっても過言ではないと思います。エレクトロニクス分野と共に"ハイテクの日本"になった訳です。
今まで成長し続けてきた自動車が"こけた"のですから、これからは大変だと思います。日本経済全体が急速に後退局面に入り、国や自治体の税収も大幅に減ってくるでしょう。

  私たち福祉業界にとっては、雇用面で追い風ともいえます。厳しい年の始まりですが、世の中がどう変化しようとも私たちのやるべきことを一歩一歩取り組んでいくことが大切だと思います。
『総合ケアセンター駒場苑』イノベーションは確実に進んでいきます。今年も地域の皆さんに安心と信頼をいただけるように、職員一同頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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