認知症ケアに関する研修会
2022.04.27
ヘルパーステーションこまば 主任の西山です。

少し前の話になりますが、先月の3月9日に北部地区在宅療養研修・居宅介護支援事業者連絡会・認知症地域支援連絡会合同の研修会がオンラインで行われました。その中で、パネルディスカッションにおいてパネリストとして参加してきました。



お声をかけていただいた経緯は、認知症介護指導者や、認知症ケア専門士の資格を持っている方など、認知症に関する専門的な知識や資格、実際に業務にあたっている人を集めて何かをしたい!と前々から北部包括支援センターの方が考えていたそうで、それでお声をかけてもらいました。

当日の題目は、「認知症になっても地域で安心して暮らすために私たちができること」。
認知症を患っている方とその奥様のお話があったり、駒場地区で認知症ケア専門士を持っているケアマネージャーの方からお話があったりしました。




障害や病気には5段階の受容過程があります。「ショック期」「否認期」「混乱期」「解決への努力期」「受容期」、そして克服に至りますが、認知症に関しては受容したあとも、症状の進行から、今までになかったようなことが起こり、混乱したり否認したりが繰り返されることがあります。

そのようなことが何度も起きると、ご本人様一人、または連れ合いの家族のみだと、精神的にまいってしまうこともあるかもしれません。そうならない前に、「助けて」「手を貸して」と言える環境を地域でつくり、必要時に私たちヘルパーなど専門職が介入し、生活の中での不安を少しでも取り除けるお手伝いを行い、大好きな我が家・大好きな地域で暮らし続けられるように、私たち専門職がいるのだと改めて感じました。

認知症ケアに関する知識や技術、経験を、必要な方のところへ提供できるよう、ヘルパーステーションこまばはこれからも頑張っていきます!!
2022.04.27 14:32 | 固定リンク | 未分類

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